「愛される路線バスになるために」番外編(2/3)
- きないくえビジネス対策委員長 × 女性バス運転手のみなさん -
キュンとしたり、ほろりときたり。 路線バスで乗りニケ―ション。
委員長 : みなさん何か印象に残っているお客さまとのエピソードってありますか?
仲村さん :
そういえばこの前「あなたのクラッチ使い、最高!」って降りていったお客さまがいました。
委員長 :
何ですか、それ?すごくマニアックなほめ方。バスおたくの方だったんでしょうかね(笑)?沖縄バスにすごいクラッチ使いがいる、って伝説になったりしてね(笑)。
新垣さん : 二速からいきなり発車、とか(笑)。
半嶺さん :
以前、乗車後だいぶ経ってから、「運転手さん、〇〇まだ着かないね~」ってお客さまが話しかけてきて、実は反対のバス停から乗ったのがわかったってことがありました。
一同 :ええ~っ!!
長嶺さん :
「すみません、逆方向ですので、降りてから反対のバス停から乗ってくださいね」って言いましたけど、わからないときは乗る前に気軽に聞いてください。
委員長 : そうそう、絶対最初に聞いた方がいいですよ。
仲村さん :
私は南部線を担当しているんですけど、年配の女性のお客さまが結構多いんです。たまにお客さまと2人きりになると、半生を語られたり、人生相談みたいな話になったりしますね。風景ものどかでのんびりしてるからかな。
委員長 :
なんかそういうコミュニケーションっていい。路線バスってそうやって、きっといろんな方の人生を乗せて走っているんでしょうね。
委員長 : 私もあったな~。実は昔、家の隣がバスのターミナルだったんですよ。
一同 : へぇ~、そうなの?
委員長 : 終点だから運転手さんと2人になることもあって、「今日は学校はどうだった?」「今日はね…」って会話が楽しかったですね。バス券にいつもお金を足して払ってたんですけど、たまに「今日はいいよ~。ジュースでも買いなさい」っておまけしてくれたりね。
一同 : あい~。いいはず~(笑)。
新垣さん : 心の中でラッキー!みたいなね(笑)。
委員長 : 昔の話ですよ。これはもう時効ですよね。
長嶺さん :
でも、それいいね。「あ、この運転手さんのバスに乗れてよかった~!」って思ってもらえる運転手になりたい。
一同 : うん。そうだね~。
仲村さん :
そういえば、男性運転手でアナウンスの声がステキな人がいて、その人のバスは「乗ってよかった」って思う人が多いのかも。
委員長 : いや~ん、ステキ。アナウンスって台本があるんですか?
長嶺さん : マニュアルはありますけど、後は自分なりにアレンジしていますね。だから聞いてたらおもしろいですよ。
委員長 : じゃあ、自分の個性をアピールできるんだ~。
長嶺さん : 方言でアナウンスする運転手もいますよ。
委員長 : うわ~!それすごくいい。運転手さんとの距離が近く感じるかも。
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