<運動によって期待できるさまざまな効果>
- 筋力や体力が身に付く
- 肥満やメタボ、糖尿病などの予防や改善
- 動脈硬化や心疾患、脳血管疾患など生活習慣病の予防
- ロコモティブシンドロームや認知症の予防
- 遺伝子の負のスイッチを解除できる効果
(親の代からの肥満や、生活習慣による病気のリスクなど)
人生100年時代。メタボや生活習慣病など病気の要因を抱え込まず、楽しく豊かに人生を楽しみたいですよね。わった〜バス党からあなたの健康、そして生活習慣を変えるヒントをお届けします。
2002年、沖縄の男性が長寿全国一から26位へ転落し、40歳以上の男性3人に1人がメタボとなったことで提唱された「沖縄クライシス(危機)」。その数年後には65歳未満の働き盛り世代の死亡率である「早世率」も全国一に。提唱者の田仲医院院長・田仲秀明先生は、「県民の健康状況にさまざまな危機が起こり、意識を変えてもらおうと名付けました」と話します。
あれから約20年―――。状況はほとんど変わっていません。肥満率は全国より高く、働き盛り世代の職場における健診結果の有所見率(異常が見つかる率)は、8年連続で全国ワースト!(厚生労働省沖縄労働局令和元年7月発表)
健康長寿の島・おきなわはいずこへ?
そこでわった~バス党は立ち上がりました!バスやモノレールなどの公共交通を健康づくりに活用するムーブメント「脱メタボ バスで健康!」を提唱します!
「私はバス停まで歩いて200歳までちゃ~がんじゅ~を目指すよ~!(ゆうこ)」「県民みんなで、バスで楽しく健康づくりできたらいいはずよ~!(ばん)」
あなたもわった~バス党といっしょに「バスで健康!」を目指してみませんか?
徒歩5分のコンビニにもクルマで行く“歩かないウチナーンチュ”。県民意識調査によれば、約8割が運動不足を実感していながら、半数は実践ができていません。運動しない最大の理由は「時間がない」でした。
忙しくて時間がない、ジムに通うお金もない。それならウォーキングが手軽!通勤や通学、移動の手段をバスやモノレールなどの公共交通機関に変えるだけで、バス停や駅まで歩くだけで、自然にウォーキングができますよ。
また、田仲先生によれば、運動には単純なカロリー消費だけにとどまらない、さまざまなメリットがあるそう。バスを使えば毎日続けられますよ。
(親の代からの肥満や、生活習慣による病気のリスクなど)
運動がなかなか習慣化できない…そんな時こそバスやモノレールなどの公共交通機関の出番です!たとえば通勤や通学、移動の手段を公共交通にすると、バス停や駅まで10分や20分歩くだけで、自然と運動量が増やせます。運動は短い時間でも続けることでさまざまな健康効果があり、通勤とセットにすると無理なく続けられます。
また、こんなデータもあります。クルマで15km離れた場所へ移動する場合、消費できるカロリーはわずか102キロカロリーで、これは少なめごはんの半杯分です。一方、バスなどの公共交通を使うと消費カロリーが2倍以上に!これを1年間続けると、燃焼できる脂肪の重さは約4.5㎏にもなります。いつの間にかダイエットができるなんて、最高ですよね!
通勤や通学、移動の手段を公共交通に切り替え、自宅とバス停やゆいレール駅との往復を歩くだけで、いつの間にかウォーキングができ、運動量が増えるというお話をしました。でも、それだけじゃないんです!バス停でバスを待っている間や、バスに乗っている時も運動ができるって知ってましたか?しかもお金は1円もかかりません。
わった~バス党では、法人党員「スポーツパレスジスタス」さんのご協力のもと、バスを利用する際にできるカンタンでヘルシーなフィットネスの紹介動画を作成しました。バス停への移動、バス待ち、バス車内などのフィットネスチャンスで、すぐに始められるエクササイズばかり。
――――――さぁ、あなたもバス利用で”レッツ!バスフィットネス”!!
健康面でもう一つ考えていただきたいのが、クルマの運転によるストレスです。
わった〜バス党公式LINEアカウントに登録している「バス友」の方を対象に2021年11-12月に行ったアンケートでは、日常的にクルマを運転する721人のうち「運転中にストレスを感じる」と回答した人は4人に3人(74.4%)の割合を占めました。
ストレスを感じる内容としては、「ウインカーを出さずに車線変更」(64.5%)「強引な割り込み」(64.4%)「渋滞で進まない」(61.2%)がトップ3。さらに「前の車がノロノロ運転」(52.3%)「バイクのすり抜け」(43.0%)「路肩駐車」(41.9%)「あおり運転」(40.4%)などにも多くの人がストレスを感じています。
日常的にマイカー通勤・通学をされている方は、朝からこのストレスが重くのしかかっているわけで、仕事や勉強にも少なからず影響は出ているかもしれません。
その点、バスを利用すれば、今までお伝えしたような運転ストレスからは解放されます。もちろんバスでも渋滞に巻き込まれた場合は、「間に合うかな」というストレスはあるかもしれませんが、それでもハンドルを握っているストレスとは無縁です。
多くの方が通勤・通学で利用する那覇〜コザ間では基幹急行バスが運行中です。さらに、朝夕の通勤時間帯には久茂地〜伊佐間でバスレーン規制も行われ、スムーズに移動ができます。
バスでの移動を取り入れて、運転ストレスから解放されませんか。
「withコロナ」で生活様式が大きく変化し、買い物・会食の機会を以前よりも減らす人も増えました。活動量が減った分、気になるのがコロナ禍の「運動不足」。
(一社)日本生活習慣病予防協会が全国40~60代の男女3000人を対象に2021年10月に行った調査では、新型コロナウイルス感染拡大後、4人に1人は「体重増加」を実感したとの回答がありました。感染拡大後、6割が生活習慣に変化が生じ、「適度な運動」「ストレスをためない」「十分な睡眠」ができなくなったと回答しています。
そこでわった〜バス党からご提案です。運動不足を感じている方は、バス利用を心がけてみませんか。バス停まで歩くことで確実に運動量を増やせます。
バス停まで5分、毎日歩いた場合の消費カロリーは、月2回のジョギングに匹敵します。「運動する時間がない」「運動が苦手」という人も、毎日の移動で運動できます。適度な運動は心の健康への効果も期待できるのだとか。
「withコロナ」の生活が続く今は、引き続き免疫力アップが重要です。質のよい睡眠、バランスの取れた食事を心がけ、移動時に手軽にできる運動「バスフィットネス」も取り入れましょう。
また、在宅ワークを取り入れる企業も多くなりましたが、職場の近くに駐車場を借りているマイカー通勤の方は、出勤数が減ったのに丸々1か月分の駐車料金を支払うのは痛手ですよね。
月に10日、那覇〜コザ間を通勤した場合、路線バスと軽自動車(県内のマイカーの53%を占めます)の経費で比較してみたところ、ガソリン代*1および駐車場代*2だけでもバス運賃の方が1,300円ほど安くなる試算結果が出ています。最近のガソリン価格の値上がりに加え、クルマの維持には税金、保険、点検・整備費*3もかかるので実際にはもっと違ってきますね。バス通勤へスイッチすれば、出費も減らせて一石二鳥ですよ。
*1 那覇BT~コザ間を24km、ガソリン1ℓ=130円(2022年2月末時点では178円/ℓ)
軽自動車の燃費は15km/ℓとして計算。
130円/ℓ×24km÷15km/ℓ=208円×2回(往復)×10日=4,160円
*2 那覇市久茂地近辺の駐車場代の相場(2020年時点)
*3 軽自動車税年間30,000円(月額2,500円)
損害保険年間91,200円(月額7,600円)
点検・車検年間39,600円(月額3,300円)